東海大学情報通信学部客員教授
三角育三氏
1.AIの活用を含むDXの推進は、企業・組織の成長と競争力強化に不可欠な戦略となっている。一方で、デジタル技術が事業活動の中核を担うようになるにつれ、デジタルインフラや情報システムに支障が生じた場合の経営への影響は、これまで以上に深刻なものとなっている。
2.近年頻発するサイバー攻撃による事業停止や供給途絶の事例は、経営層にとって重大なリスク認識事項となっている。さらに、サイバー空間を巡る情勢の変化を背景に、経済安全保障推進法で定められた基幹インフラ事業者のみならず、サプライチェーンを構成する中小企業に至るまで、ビジネスレジリエンスを高めるためのサイバーリスク対応が強く求められている。
3.このような状況下では、経営層、ビジネス部門、実務担当者といった各層において、それぞれの職責に応じたサイバーリスクに関する知識・スキルの習得が不可欠となる。
以上にかんがみ、講師のこれまでの経験を踏まえ、DX時代において企業・組織がサイバーリスクに対応するために、どのような人材を、どのように育成していくべきかについての考え方が概説された。終了後、活発な質疑応答が行われた。
